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種類別、住宅建築の流れを比較

住宅の建築には一般的に木造軸組工法、2×4(パネル工法)、RC(鉄筋コンクリート造)、S(鉄骨造)があります。この4つについて建築の流れを見ていきましょう。

 木造軸組工法
木造軸組工法の工期は4〜6ヶ月です。工期は地縄張りから始まります。敷地に建物の大きさをビニールの紐で引く作業のことです。ここでは位置関係があっているか、隣地や道路からの距離も確認しましょう。

その後、地鎮祭を終え、基礎工事に入ります。まず、配筋作業の段階で径や位置、間隔、歪みや曲がりなどがないかを確認しましょう。つぎにコンクリート打設の作業では、表面が水平になっているか、アンカーボルトやホールダウンの位置をチェックします。

さらに、躯体工事へ移ります。まず土台を敷き、柱を立てて梁を掛け、小屋を組み、棟木をあげます。各部材の位置や大きさを確かめておきましょう。この後に上棟式を行います。

つぎに、屋根工事が行われます。防水シートが隙間のないように敷き詰められているか確認しましょう。さらに木工事へとつづきます。天井の下地材が目違いをおこしていないか、断熱材が隙間なく埋め込まれているかをチェックしましょう。その後、外部サッシが取り付けられますが、サッシのまわりに防水テープが施されていることを確認してください。最後に内部工事が完了して竣工となります。

 2×4(パネル工法)
2×4(パネル工法)では、工場であらかじめ部品を製造することで、従来の工法と比べると約1ヶ月の工期短縮が可能となります。

はじめに地盤調査を行い、その結果によっては地盤改良を行います。その後、敷地に実際の建物の位置を決め(地縄・遣り方)、基礎工事をはじめます。

工場で2×4材でパネルを作成し、完成したパネルをリフトにて現場まで搬送します。床組み、壁パネルの立て込みの順に組み立て、2階以上の場合もこの順番に進めていきます。

その後、屋根工事や電気・給排水設備工事、サッシ取付け、外壁工事と続き、最後に内部仕上げ工事を行います。クリーニングをし、外構工事を行えば完了となします。

 RC(鉄筋コンクリート造)
RCは木造などにくらべて、しっかりとした基礎が必要になります。コンクリートのできが建物の寿命を左右するのです。後期の目安は6ヶ月となります。

地階を設ける場合は、まず土留めを行います。その上に基礎配筋を組んでいきます。鉄筋の種類、径、定着の長さが図面通りであるかをチェックしましょう。

打ち継ぎ部分にゴミなどが入らないように洗い流し、コンクリート打設の作業に入ります。隅々まで行き渡るように、木槌などで型枠をたたきます。つ

ぎに壁配筋作業です。鉄筋の間隔や、ゆがんでいないかを確認しましょう。つづく床配筋の作業でも鉄筋間隔、型枠とのスペースが規定通りかを確認します。最後に内部工事をします。

 S(鉄骨造)
上記の工法と同じように、地盤調査・地盤改良から行います。次の基礎工事では、根切、捨てコンクリート、基礎配筋、コンクリート打設の順に施工します。確認申請図面指示通りの鉄筋系、本数できちんと配筋されているか、業者の立会いのもと検査を行いましょう。

その後、鉄骨工事に入ります。第三者機関により高張力ボルト締付検査や溶接超音波検査などを行いましょう。

耐火被覆工事では、鉄骨の柱や梁などに耐火性能をもたらします。そして、金属建具工事でアルミサッシの取付工事を行います。その後、配管・配線工事、防水工事、間仕切り壁や床などの木工事を行い、外部仕上げ工事と内部仕上げ工事を行い竣工となります。